(2004年10月16日総会で承認) Ⅰ.2004年度活動報告(2003年10月~2004年9月) ①研究活動 ア、例会 関東部会では、研究報告・研究動向13(古代1、高麗1、李朝1、近代9、現代1、その他0)、書評・史料紹介7(古代0、高麗0、李朝2、近代3、現代2、その他0)の発表を行った。関西部会では、研究報告・研究動向13(古代1、高麗0、李朝3、近代6、現代3、その他0)、書評・史料紹介7(古代1、高麗0、李朝0、近代5、現代1、その他0)の発表を行った。 イ、勉強会 第41回大会準備のための合宿を2004年9月に神奈川足柄下郡箱根町で行い、14名が参加した。また、古代史の合宿を2004年9月群馬県新治村で行い、10名が参加した。 ウ、第40回大会を2003年10月18・19日の両日、千葉商科大学にて開催し、93名の参加者をみた。また、関東部会が中心になって、第41回大会(会場:東京経済大学)の開催を準備した。 ②会報 ア、154号(関西、2004年1月)、155号(関東、第40回大会特集号、2004年5月)、156号(関西、2004年7月)、157号(関東、第41回大会準備号、2004年9月)を発行した。 イ、会の彙報としての役割を充実するため、幹事会の活動、会員の動静などの掲載を行うとともに、会員に広く投稿を呼びかけた。 ③論文集 ア、第39回大会の報告を中心として、第41集「日朝関係史への新しい視点」を2003年10月に刊行した。 イ、第40回大会の報告を中心として、第42集の刊行準備作業を行った。 ④学術交流 ア、大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国・アメリカ・中国・台湾・ロシア・イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・ベルギー・ポーランド・カナダ・オーストラリアなどの大学・研究機関・歴史学会・図書館との間で、『朝鮮史研究会論文集』第41集を寄贈・交換した。 イ、朝鮮史研究会の活動を広く世界に伝えるため、関東部会例会案内の「E-mail List Korean Studies」への掲載を継続した。 ⑤会務 ア、2004年度の会費納入率は、関東部会76.2%、関西部会80.3%であった。 イ、関東部会で青木敦子、小川原宏幸、岡田洋、小志戸前宏茂、斉藤涼子、砂田篤子、宋詠好、崔誠姫、通堂あゆみ、野木香里の各氏を、関西部会で、稲継靖之、井上直樹、黒河星子、長森美信の各氏を幹事に補充した。 ウ、インターネット上に公開している朝鮮史研究文献目録のデータベースの拡充に努めた。 エ、ホームページ「朝鮮史研究会のページ」に、例会・大会案内、活動の記録、入会案内などを掲載した。 オ、ホームページ上での入会案内を充実させ、入会希望者への便宜を図った。 カ、インターネット上で利用できる各種検索システムや研究資源を整理し、朝鮮史研究の「手引き」としてインターネット上に公開し拡充につとめた。 ⑥その他 ア、 日本史研究会、在日朝鮮人運動史研究会関西部会(青丘文庫)と合同で5月23日に京都市でパネルディスカッション「在日朝鮮人史研究の現在(いま)を考える」を主催した。 イ、 関東大震災80周年記念行事実行委員会の加盟団体として、8月30、31日に同記念集会に参加した。 Ⅱ.2005年度活動方針(2004年10月~2005年9月) ①研究活動 ア、例会:会の活動の中心として毎月開催し、研究報告・書評以外にも研究動向の整理など、内容を充実させる。時代のバランスに配慮するとともに、隣接分野の報告や非会員の報告を求めるなど、会員の研究活動の基盤となるように努力し、報告・討論の質的向上を図る。 イ、勉強会:朝鮮史研究者の結集の場となるように、広く参加を呼びかけ、とりわけ学部学生・大学院生などの参加を増大させる。関東・関西両部会の合宿を引き続き行い、交流を深める。 ウ、大会:2006年度第42回大会を関西(会場未定)で開催するための準備作業を行う。 ②会報 ア、関東・関西の協力・連絡体制を緊密にして、年4回(12月・3月・6月・9月)の定期発行が行われるよう努力する。 イ、原稿の締切期日を厳守するよう周知徹底し、例会の内容を速やかに知らせる。 ウ、例会報告を中心に、研究ノート・論文紹介・研究の手引きなども掲載し、内容を豊富なものにする。 エ、新規加入・住所変更などの会員の動静を掲載するとともに、広く会員に投稿を呼びかけ、会の彙報としての役割に配慮する。 ③論文集 ア、第42集を2004年10月に刊行し、引き続き第43集の編集を準備する。 イ、締切期日と枚数制限の厳守を求め、編集作業の円滑化を図る。 ウ、会内外に広く投稿を呼びかけて、会の機関誌としての役割を明確にし、日本における朝鮮史研究の中心雑誌として研究の発展に寄与するよう努力する。 ④普及・出版活動 ア、企画担当幹事を中心にして、関東・関西の連絡を取りながら、朝鮮史の研究と理解の拡大に寄与するような企画を行う。 イ、朝鮮史研究文献目録データベースのデータ追加・修正、ならびにホームページの拡充を図る。 ウ、国外への研究成果のさらなる普及のため、英文による研究成果の出版・発信の方法を検討する。 エ、現実の情勢変化と研究の進展をふまえ、『朝鮮の歴史』改訂のための準備を進める。 オ、『新朝鮮史入門』の新版刊行に向けて企画を検討する。 ⑤学術交流 ア、『朝鮮史研究会論文集』『戦後日本における朝鮮史研究文献目録』『朝鮮の歴史・新版』などの寄贈・交換を通じて、国際交流を継続・拡大する。 イ、大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国をはじめとする海外の朝鮮史研究団体・研究者との交流を推進する。 ⑥対外活動 ア、内外の研究団体・研究者との交流を図る。 イ、朝鮮史の研究を通じて、日本と南北朝鮮との間に平和で友好的な関係を築くことに寄与するよう努力する。 ⑦会務 ア、幹事会を活発にし、研究会活動の充実を図る。 イ、幹事の役割分担の徹底と相互協力を通じて、機能的な運営に努力する。 ウ、会務を円滑に行うため、幹事の活動に対する会計上の措置を行う。 エ、関東・関西両部会の連絡体制をさらに強化する。 オ、研究会の活動を会の外にも広く宣伝し、会員の一層の拡大に努める。 カ、会財政の健全化のため、会費納入の督促および効率的な経費使用に努める。 キ、朝鮮史研究に関する情報提供を充実させるため、「研究の手引き」の拡充のほか、会報の電子公開なども検討し、ホームページを通じた情報発信の方法を模索する ク、朝鮮史研究文献目録データベースを一層充実させるため、個々の会員に協力を要請する。 ケ、朝鮮史研究会論文集への文献目録掲載を継続できるよう、可能性を追求する。 コ、前回の作成から5年を経過した会員名簿の改訂を行う。 ⑧その他 ア、朝鮮史研究・教育に関して、重大な影響を及ぼす社会的動向などに対して、関東・関西両部会の緊密な連携をもとに、朝鮮史研究の立場から関与していく。 イ、歴史学研究会などの諸学会と協同して、史料の保存・収集・公開の促進を要望する活動を行う。 2005年度幹事会 〈会長〉糟谷憲一 〈幹事〉 [関東部会] 青木敦子、井上和枝、小川原宏幸、岡田洋、北原スマ子、木村拓、小志戸前宏茂、斉藤涼子、酒井裕美、砂田篤子、祖父江利衛、宋詠好、田中正敬、崔誠姫、通堂あゆみ、月脚達彦、辻弘範、野木香里、橋本繁、林雄介、古川宣子、松本武祝、三ツ井崇、吉川友丈、吉沢佳世子、吉澤文寿、六反田豊、ケネス・ロンビンソン [関西部会] 板垣竜太、稲継靖之、井上直樹、太田修、河かおる、川嵜陽、菅野修一、金瑛二、黒河星子、土井浩嗣、長森美信、福岡正章、堀添伸一郎、本間千景、水野直樹、吉井秀夫、李昇燁 〈会計監事〉 [関東部会]馬渕貞利 [関西部会]森川展昭
(2004年10月16日総会で承認)
Ⅰ.2004年度活動報告(2003年10月~2004年9月)
①研究活動
ア、例会 関東部会では、研究報告・研究動向13(古代1、高麗1、李朝1、近代9、現代1、その他0)、書評・史料紹介7(古代0、高麗0、李朝2、近代3、現代2、その他0)の発表を行った。関西部会では、研究報告・研究動向13(古代1、高麗0、李朝3、近代6、現代3、その他0)、書評・史料紹介7(古代1、高麗0、李朝0、近代5、現代1、その他0)の発表を行った。
イ、勉強会 第41回大会準備のための合宿を2004年9月に神奈川足柄下郡箱根町で行い、14名が参加した。また、古代史の合宿を2004年9月群馬県新治村で行い、10名が参加した。
ウ、第40回大会を2003年10月18・19日の両日、千葉商科大学にて開催し、93名の参加者をみた。また、関東部会が中心になって、第41回大会(会場:東京経済大学)の開催を準備した。
②会報
ア、154号(関西、2004年1月)、155号(関東、第40回大会特集号、2004年5月)、156号(関西、2004年7月)、157号(関東、第41回大会準備号、2004年9月)を発行した。
イ、会の彙報としての役割を充実するため、幹事会の活動、会員の動静などの掲載を行うとともに、会員に広く投稿を呼びかけた。
③論文集
ア、第39回大会の報告を中心として、第41集「日朝関係史への新しい視点」を2003年10月に刊行した。
イ、第40回大会の報告を中心として、第42集の刊行準備作業を行った。
④学術交流
ア、大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国・アメリカ・中国・台湾・ロシア・イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・ベルギー・ポーランド・カナダ・オーストラリアなどの大学・研究機関・歴史学会・図書館との間で、『朝鮮史研究会論文集』第41集を寄贈・交換した。
イ、朝鮮史研究会の活動を広く世界に伝えるため、関東部会例会案内の「E-mail List Korean Studies」への掲載を継続した。
⑤会務
ア、2004年度の会費納入率は、関東部会76.2%、関西部会80.3%であった。
イ、関東部会で青木敦子、小川原宏幸、岡田洋、小志戸前宏茂、斉藤涼子、砂田篤子、宋詠好、崔誠姫、通堂あゆみ、野木香里の各氏を、関西部会で、稲継靖之、井上直樹、黒河星子、長森美信の各氏を幹事に補充した。
ウ、インターネット上に公開している朝鮮史研究文献目録のデータベースの拡充に努めた。
エ、ホームページ「朝鮮史研究会のページ」に、例会・大会案内、活動の記録、入会案内などを掲載した。
オ、ホームページ上での入会案内を充実させ、入会希望者への便宜を図った。
カ、インターネット上で利用できる各種検索システムや研究資源を整理し、朝鮮史研究の「手引き」としてインターネット上に公開し拡充につとめた。
⑥その他
ア、 日本史研究会、在日朝鮮人運動史研究会関西部会(青丘文庫)と合同で5月23日に京都市でパネルディスカッション「在日朝鮮人史研究の現在(いま)を考える」を主催した。
イ、 関東大震災80周年記念行事実行委員会の加盟団体として、8月30、31日に同記念集会に参加した。
Ⅱ.2005年度活動方針(2004年10月~2005年9月)
①研究活動
ア、例会:会の活動の中心として毎月開催し、研究報告・書評以外にも研究動向の整理など、内容を充実させる。時代のバランスに配慮するとともに、隣接分野の報告や非会員の報告を求めるなど、会員の研究活動の基盤となるように努力し、報告・討論の質的向上を図る。
イ、勉強会:朝鮮史研究者の結集の場となるように、広く参加を呼びかけ、とりわけ学部学生・大学院生などの参加を増大させる。関東・関西両部会の合宿を引き続き行い、交流を深める。
ウ、大会:2006年度第42回大会を関西(会場未定)で開催するための準備作業を行う。
②会報
ア、関東・関西の協力・連絡体制を緊密にして、年4回(12月・3月・6月・9月)の定期発行が行われるよう努力する。
イ、原稿の締切期日を厳守するよう周知徹底し、例会の内容を速やかに知らせる。
ウ、例会報告を中心に、研究ノート・論文紹介・研究の手引きなども掲載し、内容を豊富なものにする。
エ、新規加入・住所変更などの会員の動静を掲載するとともに、広く会員に投稿を呼びかけ、会の彙報としての役割に配慮する。
③論文集
ア、第42集を2004年10月に刊行し、引き続き第43集の編集を準備する。
イ、締切期日と枚数制限の厳守を求め、編集作業の円滑化を図る。
ウ、会内外に広く投稿を呼びかけて、会の機関誌としての役割を明確にし、日本における朝鮮史研究の中心雑誌として研究の発展に寄与するよう努力する。
④普及・出版活動
ア、企画担当幹事を中心にして、関東・関西の連絡を取りながら、朝鮮史の研究と理解の拡大に寄与するような企画を行う。
イ、朝鮮史研究文献目録データベースのデータ追加・修正、ならびにホームページの拡充を図る。
ウ、国外への研究成果のさらなる普及のため、英文による研究成果の出版・発信の方法を検討する。
エ、現実の情勢変化と研究の進展をふまえ、『朝鮮の歴史』改訂のための準備を進める。
オ、『新朝鮮史入門』の新版刊行に向けて企画を検討する。
⑤学術交流
ア、『朝鮮史研究会論文集』『戦後日本における朝鮮史研究文献目録』『朝鮮の歴史・新版』などの寄贈・交換を通じて、国際交流を継続・拡大する。
イ、大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国をはじめとする海外の朝鮮史研究団体・研究者との交流を推進する。
⑥対外活動
ア、内外の研究団体・研究者との交流を図る。
イ、朝鮮史の研究を通じて、日本と南北朝鮮との間に平和で友好的な関係を築くことに寄与するよう努力する。
⑦会務
ア、幹事会を活発にし、研究会活動の充実を図る。
イ、幹事の役割分担の徹底と相互協力を通じて、機能的な運営に努力する。
ウ、会務を円滑に行うため、幹事の活動に対する会計上の措置を行う。
エ、関東・関西両部会の連絡体制をさらに強化する。
オ、研究会の活動を会の外にも広く宣伝し、会員の一層の拡大に努める。
カ、会財政の健全化のため、会費納入の督促および効率的な経費使用に努める。
キ、朝鮮史研究に関する情報提供を充実させるため、「研究の手引き」の拡充のほか、会報の電子公開なども検討し、ホームページを通じた情報発信の方法を模索する
ク、朝鮮史研究文献目録データベースを一層充実させるため、個々の会員に協力を要請する。
ケ、朝鮮史研究会論文集への文献目録掲載を継続できるよう、可能性を追求する。
コ、前回の作成から5年を経過した会員名簿の改訂を行う。
⑧その他
ア、朝鮮史研究・教育に関して、重大な影響を及ぼす社会的動向などに対して、関東・関西両部会の緊密な連携をもとに、朝鮮史研究の立場から関与していく。
イ、歴史学研究会などの諸学会と協同して、史料の保存・収集・公開の促進を要望する活動を行う。
2005年度幹事会
〈会長〉糟谷憲一
〈幹事〉
[関東部会] 青木敦子、井上和枝、小川原宏幸、岡田洋、北原スマ子、木村拓、小志戸前宏茂、斉藤涼子、酒井裕美、砂田篤子、祖父江利衛、宋詠好、田中正敬、崔誠姫、通堂あゆみ、月脚達彦、辻弘範、野木香里、橋本繁、林雄介、古川宣子、松本武祝、三ツ井崇、吉川友丈、吉沢佳世子、吉澤文寿、六反田豊、ケネス・ロンビンソン
[関西部会] 板垣竜太、稲継靖之、井上直樹、太田修、河かおる、川嵜陽、菅野修一、金瑛二、黒河星子、土井浩嗣、長森美信、福岡正章、堀添伸一郎、本間千景、水野直樹、吉井秀夫、李昇燁
〈会計監事〉
[関東部会]馬渕貞利
[関西部会]森川展昭