Ⅰ.2023年度活動報告(2022年10月~2023年9月) 研究活動 ア、例会 関東部会では、研究報告・研究動向10(古代0、高麗0、朝鮮0、近代7、現代3、その他0)、書評・史料紹介9(古代1、高麗0、朝鮮3、近代2、現代3、その他0)の発表を行った。関西部会では、研究報告・研究動向14(古代0、高麗0、朝鮮0、近代10、現代4、その他0)、書評・史料紹介6(古代1、高麗0、朝鮮0、近代3、現代1、その他1)の発表を行った。 新型コロナウィルス感染拡大のため、関東部会は5回をオンラインで、1回を対面のみで、4回をハイブリッドで行った。関西部会は10回をすべてハイブリッドで行った。 イ、第59回大会を2022年10月15・16日、明治学院大学(東京都)の後援を受けて対面で開催し、74名が参加した。また、関西部会が中心になって、第60回大会の開催を準備した。 ②会報 ア、230号(関西、2023年2月)、231号(関東、第59回大会特集号、2023年4月)、232号(関西、2023年8月)、233号(関東、第60回大会準備号、2023年9月)を発行した。 イ、会の彙報としての役割を充実させるため、幹事会の活動、大会・例会の活動内容などの掲載を行うとともに、会員に広く投稿を呼びかけた。 ③普及・出版活動 『朝鮮史研究入門』の普及に努めた。 『朝鮮史研究会論文集』の頒布に努めた。 ④学術交流 ア、韓国・アメリカ・中国・台湾・イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・チェコ・ポーランド・カナダ・オーストラリアなどの大学・研究機関・歴史学会・図書館との間で、『朝鮮史研究会論文集』第60集を寄贈・交換した。 ⑤会務 ア、2023年度の会費納入率は、関東部会80.7%、関西部会82.1%であった。 イ、関東部会で金志善氏、熊野功英氏、若林智香氏、杤山瑠南氏、木村拓氏、魯洙彬氏、関西部会でイスンヒョン氏を幹事に補充した。 ウ、インターネット上に公開している朝鮮史研究文献目録のデータベースの整備にむけた作業を行った。 エ、ホームページ「朝鮮史研究会のページ」に、例会・大会案内、活動の記録、入会案内などを掲載した。「朝鮮史研究のためのインターネット利用手引き」の改訂作業に着手した。 オ、ホームページ上での入会案内を充実させ、入会希望者への便宜を図った。 カ、関東・関西両部会の例会案内メーリングリスト上で、関連研究会・シンポジウム等の案内を積極的に発信した。SNSを活用し、活動の周知に努めた。 キ、現今の財政状態の悪化を踏まえ、会費値上げについて検討を行った(別資料参照)。 ⑥その他 ア、日本歴史学協会の活動に、学会推薦委員を通じて情報提供、意見交換等を行った。 イ、「(声明)関東大震災時の朝鮮人虐殺を語ることへの公的機関の検閲に抗議する」を朝鮮史研究会幹事会名で公表した。 ウ、「関東大震災朝鮮人・中国人虐殺100年」へ朝鮮史研究会関東部会幹事会として賛同した。 2023年度「朝鮮史研究会論文集」編集委員会活動報告 ア、第58回大会の報告を中心として、第60集『高麗・朝鮮時代における国際交流の諸相―伝播・接触・受容』を2022年10月に刊行した。 イ、編集委員会を3回開催した(4月7日、5月22日、7月31日)。 すべてメール審議の形式で行った。 ウ、第59回大会の報告を中心として、第61集の刊行準備作業を行った。 講演論文1本、報告論文1本、投稿論文2本、(6本の投稿あり)。 Ⅱ.2024年度活動方針案(2023年10月~2024年9月) ①研究活動 ア、例会:会の活動の中心として毎月開催し、研究報告・書評以外にも研究動向の整理など、内容を充実させる。時代のバランスに配慮するとともに、隣接分野の報告や非会員の報告を求めるなど、会員の研究活動の基盤となるように努力し、報告・討論の質的向上を図る。 イ、勉強会:朝鮮史研究者の結集の場となるように、広く参加を呼びかけ、とりわけ学部学生・大学院生などの参加を増大させる。関東・関西両部会の勉強会を行い、交流を深める。 ウ、大会:2024年度第61回大会を2024年10月に関東で開催するための準備作業を行う。 エ、オンラインによる研究交流の広がりを追求する。 ②会報 ア、関東・関西の協力・連絡体制を緊密にして、年4回(12月・3月・6月・9月)の定期発行が行われるよう努力する。 イ、原稿の締切期日を厳守するよう周知徹底し、例会の内容を速やかに知らせる。 ウ、例会報告を中心に、研究ノート・論文紹介・研究の手引きなども掲載し、内容を豊富なものにする。 エ、会報のPDF化を推進し、2025年度よりPDFによる配付を主とする体制とする。 ③普及・出版活動 ア、企画担当幹事を中心にして、関東・関西の連絡を取りながら、朝鮮史の研究と理解の拡大に寄与するような企画を行う。 イ、朝鮮史研究に関する情報提供を充実させるため、ホームページの拡充のほか、論文集の電子公開を具体化するなど、情報発信に努める。 ウ、朝鮮史研究文献目録データベースを一層充実させる。 エ、国外への研究成果のさらなる普及のため、英文による研究成果の出版・発信の方法を検討する。 オ、『朝鮮史研究入門』の普及に努める。 カ、『朝鮮史研究会論文集』の普及に努める。 キ、現実の情勢変化と研究の進展をふまえ、研究成果の発信方法に関する検討を行う。 ク、中等教育の歴史教育の現状と制度的転換を見据え、朝鮮史の理解を広める方法について検討する。 ④学術交流 ア、『朝鮮史研究会論文集』などの寄贈・交換を通じて、国際交流を継続・拡大する。 イ、大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国をはじめとする海外の朝鮮史研究団体・研究者との交流を推進する。 ⑤対外活動 ア、内外の研究団体・研究者との交流を図る。 イ、朝鮮史の研究を通じて、日本と南北朝鮮との間に平和で友好的な関係を築くことに寄与するよう努力する。 ウ、日本歴史学協会の活動に参画する。 ⑥会務 ア、幹事会を活発にし、研究会活動の充実を図る。 イ、幹事の役割分担の徹底と相互協力を通じて、機能的な運営に努力する。 ウ、会務を円滑に行うため、幹事の活動に対する会計上の措置を行う。 エ、関東・関西両部会の連絡体制をさらに強化する。 オ、研究会の活動を会の外にも広く宣伝し、会員の一層の拡大に努める。 カ、会員相互間の情報共有のあり方について深く検討する。 ⑦その他 ア、朝鮮史研究・教育に関して、重大な影響を及ぼす社会的動向などに対して、関東・関西両部会の緊密な連携をもとに、朝鮮史研究の立場から関与していく。 イ、諸学会と協同して、史料の保存・収集・公開の促進を要望する活動を行う。 ウ、関係省庁に対し、朝鮮民主主義人民共和国の研究機関へ『朝鮮史研究会論文集』を発送できるよう引き続き求めていく。 2024年度幹事会 〈会長〉林雄介 〈幹事〉 [関東部会] 李穂枝、植田喜兵成智、加藤圭木、加藤裕人、川西裕也、姜晶薫、金功熙、金志善、金辰、金庾毘、木村拓、熊野功英、久留島哲、小宮秀陵、酒井雅代、沈慜燮、鈴木開、田中俊光、蔣允杰、通堂あゆみ、辻大和、杤山瑠南、原智弘、古橋綾、洪昌極、三ツ井崇、閔東曄、森山博章、魯洙彬、若林智香 [関西部会] 安昭炫、庵逧由香、イスンヒョン、飯倉江里衣、石川亮太、板垣竜太、井上直樹、太田修、小川原宏幸、河かおる、金瑛二、小谷稔、酒井裕美、竹内祐介、崔誠姫、鄭祐宗、長森美信、西村直登、橋本妹里、福岡正章、藤永壮、安田昌史、山口公一、吉井秀夫、李昇燁 〈会計監査〉 [関東部会] 吉野誠 [関西部会] 松田利彦 2024年度『朝鮮史研究会論文集』編集委員会活動方針案 ア、第61集を2023年10月に刊行し、引き続き第62集の編集を準備する。 イ、締切期日と枚数制限の厳守を求め、編集作業の円滑化を図る。 ウ、会内外に広く投稿を呼びかけて、会の機関誌としての役割を明確にし、日本における朝鮮史研究の中心雑誌として研究の発展に寄与するよう努力する。 2023年度編集委員会 庵逧由香、石川亮太、井上和枝、井上直樹、太田修、糟谷憲一、加藤圭木、北村秀人、木村誠、桑野栄治、酒井裕美、鈴木開、辻大和、外村大、林雄介、水野直樹、森平雅彦、吉井秀夫、吉澤文寿、李成市、六反田豊
Ⅰ.2023年度活動報告(2022年10月~2023年9月)
研究活動
ア、例会 関東部会では、研究報告・研究動向10(古代0、高麗0、朝鮮0、近代7、現代3、その他0)、書評・史料紹介9(古代1、高麗0、朝鮮3、近代2、現代3、その他0)の発表を行った。関西部会では、研究報告・研究動向14(古代0、高麗0、朝鮮0、近代10、現代4、その他0)、書評・史料紹介6(古代1、高麗0、朝鮮0、近代3、現代1、その他1)の発表を行った。
新型コロナウィルス感染拡大のため、関東部会は5回をオンラインで、1回を対面のみで、4回をハイブリッドで行った。関西部会は10回をすべてハイブリッドで行った。
イ、第59回大会を2022年10月15・16日、明治学院大学(東京都)の後援を受けて対面で開催し、74名が参加した。また、関西部会が中心になって、第60回大会の開催を準備した。
②会報
ア、230号(関西、2023年2月)、231号(関東、第59回大会特集号、2023年4月)、232号(関西、2023年8月)、233号(関東、第60回大会準備号、2023年9月)を発行した。
イ、会の彙報としての役割を充実させるため、幹事会の活動、大会・例会の活動内容などの掲載を行うとともに、会員に広く投稿を呼びかけた。
③普及・出版活動
『朝鮮史研究入門』の普及に努めた。
『朝鮮史研究会論文集』の頒布に努めた。
④学術交流
ア、韓国・アメリカ・中国・台湾・イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・チェコ・ポーランド・カナダ・オーストラリアなどの大学・研究機関・歴史学会・図書館との間で、『朝鮮史研究会論文集』第60集を寄贈・交換した。
⑤会務
ア、2023年度の会費納入率は、関東部会80.7%、関西部会82.1%であった。
イ、関東部会で金志善氏、熊野功英氏、若林智香氏、杤山瑠南氏、木村拓氏、魯洙彬氏、関西部会でイスンヒョン氏を幹事に補充した。
ウ、インターネット上に公開している朝鮮史研究文献目録のデータベースの整備にむけた作業を行った。
エ、ホームページ「朝鮮史研究会のページ」に、例会・大会案内、活動の記録、入会案内などを掲載した。「朝鮮史研究のためのインターネット利用手引き」の改訂作業に着手した。
オ、ホームページ上での入会案内を充実させ、入会希望者への便宜を図った。
カ、関東・関西両部会の例会案内メーリングリスト上で、関連研究会・シンポジウム等の案内を積極的に発信した。SNSを活用し、活動の周知に努めた。
キ、現今の財政状態の悪化を踏まえ、会費値上げについて検討を行った(別資料参照)。
⑥その他
ア、日本歴史学協会の活動に、学会推薦委員を通じて情報提供、意見交換等を行った。
イ、「(声明)関東大震災時の朝鮮人虐殺を語ることへの公的機関の検閲に抗議する」を朝鮮史研究会幹事会名で公表した。
ウ、「関東大震災朝鮮人・中国人虐殺100年」へ朝鮮史研究会関東部会幹事会として賛同した。
2023年度「朝鮮史研究会論文集」編集委員会活動報告
ア、第58回大会の報告を中心として、第60集『高麗・朝鮮時代における国際交流の諸相―伝播・接触・受容』を2022年10月に刊行した。
イ、編集委員会を3回開催した(4月7日、5月22日、7月31日)。 すべてメール審議の形式で行った。
ウ、第59回大会の報告を中心として、第61集の刊行準備作業を行った。
講演論文1本、報告論文1本、投稿論文2本、(6本の投稿あり)。
Ⅱ.2024年度活動方針案(2023年10月~2024年9月)
①研究活動
ア、例会:会の活動の中心として毎月開催し、研究報告・書評以外にも研究動向の整理など、内容を充実させる。時代のバランスに配慮するとともに、隣接分野の報告や非会員の報告を求めるなど、会員の研究活動の基盤となるように努力し、報告・討論の質的向上を図る。
イ、勉強会:朝鮮史研究者の結集の場となるように、広く参加を呼びかけ、とりわけ学部学生・大学院生などの参加を増大させる。関東・関西両部会の勉強会を行い、交流を深める。
ウ、大会:2024年度第61回大会を2024年10月に関東で開催するための準備作業を行う。
エ、オンラインによる研究交流の広がりを追求する。
②会報
ア、関東・関西の協力・連絡体制を緊密にして、年4回(12月・3月・6月・9月)の定期発行が行われるよう努力する。
イ、原稿の締切期日を厳守するよう周知徹底し、例会の内容を速やかに知らせる。
ウ、例会報告を中心に、研究ノート・論文紹介・研究の手引きなども掲載し、内容を豊富なものにする。
エ、会報のPDF化を推進し、2025年度よりPDFによる配付を主とする体制とする。
③普及・出版活動
ア、企画担当幹事を中心にして、関東・関西の連絡を取りながら、朝鮮史の研究と理解の拡大に寄与するような企画を行う。
イ、朝鮮史研究に関する情報提供を充実させるため、ホームページの拡充のほか、論文集の電子公開を具体化するなど、情報発信に努める。
ウ、朝鮮史研究文献目録データベースを一層充実させる。
エ、国外への研究成果のさらなる普及のため、英文による研究成果の出版・発信の方法を検討する。
オ、『朝鮮史研究入門』の普及に努める。
カ、『朝鮮史研究会論文集』の普及に努める。
キ、現実の情勢変化と研究の進展をふまえ、研究成果の発信方法に関する検討を行う。
ク、中等教育の歴史教育の現状と制度的転換を見据え、朝鮮史の理解を広める方法について検討する。
④学術交流
ア、『朝鮮史研究会論文集』などの寄贈・交換を通じて、国際交流を継続・拡大する。
イ、大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国をはじめとする海外の朝鮮史研究団体・研究者との交流を推進する。
⑤対外活動
ア、内外の研究団体・研究者との交流を図る。
イ、朝鮮史の研究を通じて、日本と南北朝鮮との間に平和で友好的な関係を築くことに寄与するよう努力する。
ウ、日本歴史学協会の活動に参画する。
⑥会務
ア、幹事会を活発にし、研究会活動の充実を図る。
イ、幹事の役割分担の徹底と相互協力を通じて、機能的な運営に努力する。
ウ、会務を円滑に行うため、幹事の活動に対する会計上の措置を行う。
エ、関東・関西両部会の連絡体制をさらに強化する。
オ、研究会の活動を会の外にも広く宣伝し、会員の一層の拡大に努める。
カ、会員相互間の情報共有のあり方について深く検討する。
⑦その他
ア、朝鮮史研究・教育に関して、重大な影響を及ぼす社会的動向などに対して、関東・関西両部会の緊密な連携をもとに、朝鮮史研究の立場から関与していく。
イ、諸学会と協同して、史料の保存・収集・公開の促進を要望する活動を行う。
ウ、関係省庁に対し、朝鮮民主主義人民共和国の研究機関へ『朝鮮史研究会論文集』を発送できるよう引き続き求めていく。
2024年度幹事会
〈会長〉林雄介
〈幹事〉
[関東部会] 李穂枝、植田喜兵成智、加藤圭木、加藤裕人、川西裕也、姜晶薫、金功熙、金志善、金辰、金庾毘、木村拓、熊野功英、久留島哲、小宮秀陵、酒井雅代、沈慜燮、鈴木開、田中俊光、蔣允杰、通堂あゆみ、辻大和、杤山瑠南、原智弘、古橋綾、洪昌極、三ツ井崇、閔東曄、森山博章、魯洙彬、若林智香
[関西部会] 安昭炫、庵逧由香、イスンヒョン、飯倉江里衣、石川亮太、板垣竜太、井上直樹、太田修、小川原宏幸、河かおる、金瑛二、小谷稔、酒井裕美、竹内祐介、崔誠姫、鄭祐宗、長森美信、西村直登、橋本妹里、福岡正章、藤永壮、安田昌史、山口公一、吉井秀夫、李昇燁
〈会計監査〉
[関東部会] 吉野誠
[関西部会] 松田利彦
2024年度『朝鮮史研究会論文集』編集委員会活動方針案
ア、第61集を2023年10月に刊行し、引き続き第62集の編集を準備する。
イ、締切期日と枚数制限の厳守を求め、編集作業の円滑化を図る。
ウ、会内外に広く投稿を呼びかけて、会の機関誌としての役割を明確にし、日本における朝鮮史研究の中心雑誌として研究の発展に寄与するよう努力する。
2023年度編集委員会
庵逧由香、石川亮太、井上和枝、井上直樹、太田修、糟谷憲一、加藤圭木、北村秀人、木村誠、桑野栄治、酒井裕美、鈴木開、辻大和、外村大、林雄介、水野直樹、森平雅彦、吉井秀夫、吉澤文寿、李成市、六反田豊